ペグ・リバ日記(ウイルス性肝炎に負けるな!)

ウイルス性肝炎は国の薬事行政のミスから生まれた「医原病」です。原因とその被害の蔓延の責任が国にあるのは明らかです。全国350万人以上のウイルス性肝炎患者全員の平等な救済を勝ち取るための闘うブログです。

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福井県陽子線がん治療センター

 福井県が福井市の県立病院敷地内に整備する「県陽子線がん治療センター(仮称)」の建設工事は、主要機器の据え付けなど最終段階です。作業は1月末までにすべて終わり、検査を受けて3月末に完成の予定です。4月からは治療装置の一部を稼働させ、陽子線の量やエネルギーなどの調整に入り、2011年3月の治療開始を目指しています。

ただ、全国では同様の設備を持つ七施設が既に稼働。本県を含め、11年度までに3施設が新たにオープンし、先端医療の名の下に患者の奪い合いが起きることが危惧されています。

しかし、既存施設で採算分岐点をクリアしているのは、兵庫県立粒子線医療センターだけということですし、県医務薬務課の発表によると、施設の採算を維持するために必要な患者数は年間400人と試算されていること、更には、治療の対象となるがんは転移がなく、患部が何カ所にも分かれず、しかも動かない部位に限られる頭頸部のがん、脳腫瘍、肝がん、肺がんの一部などで、胃がん、大腸がんは対象外となっていて、粒子線治療の適用患者が、何人いるかも正確なことは未知数です。これらのことを考えると、本県の施設が、どの程度の患者を確保できるのか、甚だ、困難な事のように思えてしまいます。

なんといっても、粒子線治療は現在、健康保険は適用されていません。しかも最高300万円の治療費は全額、患者の自己負担です(最近、民間保険の中の特約として、先進医療が対象となったものもあるようです。)。当然、収入の格差が医療の格差を生み出してしまいます。貧しければこの治療を受けられないのです。
 正常細胞を避け、がん細胞をねらい撃ちでき、患者の苦痛や副作用が少ないとされる「夢の治療」と過大な期待をかける前に、早く健康保険が適用となるよう従来施設でのデータを積み上げていくことこそ重要なのではないでしょうか。

とは言っても、ここまで完成している施設、ストップはかけられないと思うし、患者にとっては望んでいる治療法でもあるのですから、将来破綻することのない様、知恵を絞って、患者が本当に望む施設となるよう運営していって欲しいなと思います。

参考

週間東洋経済の123日号に「ここまで治る先端医療」という特集が組まれています。これからの治療を知る上で、とても参考になる記事だと思いますので、ご一読されては如何でしょう。


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この記事のコメント

 粒子線治療センターの問題、ご紹介ありがとうございます。
 昨年、一昨年と大阪府下のがん診療連携拠点病院をすべて見学し、放射線治療医らと懇談しました。

 大阪の施設の治療医は、少なく、治療医を支援する機器管理や照射量などを計算する放射線物理士を含めて人材難です。ですから、オーバーワークになっているのが現状ですし、機器があっても稼働できない、または放射線治療科が開設できず、厚労省から拠点病院の指定から外されてしまう状況も起きそうな現状です。

 私は、まず保険適用でできる現在の放射線治療機器の改善で可能な強度変調放射線治療を普及させることが大切だと思っています。
2010-01-24 Sun 06:23 | URL | sin #8xZo7ApU[ 内容変更] | top↑
コメント有り難うございました。

ご紹介の機器IMRTは、福井県でも1器導入され、稼働中ですが、適用となっている部位が限られているようで、この辺が改善できれば保険適用となっていることから、大いに期待できそうです。トモセラピーという名前も親しみがあっていいですね。

数々の問題を抱え、高額な医療費のかかる粒子線治療センターより、IMRT治療のほうがずっと現実的ですね。仰るとおりだと思います。
2010-01-24 Sun 10:36 | URL | peguriba #-[ 内容変更] | top↑
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